手水舎進捗状況2

今日は小屋組みをして野地板を張って頂きました。
野地板は木曽五木の天然椹(サワラ)になります。社寺建築の国宝や重要文化財修復などに多く使用されています。関東では通常、杉の野地板を使用しますが、耐久性を考慮して今回は天然のサワラ材を原木から加工して頂き、野地板に用いました。
社寺建築では釘や金物を最小限使用致しますが、その釘も錆びにくいステンレス釘を用いています。以前建っていました山門は江戸時代安永3年(1774年)杉田玄白訳 解体新書が出版された年に成田あたりの大工さんによって建立されたようです。その山門に使用されていた釘は立派な和釘でありましたが、今は和釘はあまり使用しないようです。

船橋市 真言宗 石動山 明王院

前の記事

手水舎進捗状況