光ある方へ

「心暗きときは、すなわち遇う所 悉(ことごと)く禍(か)なり、眼(まなこ)明らかなれば、則ち途(みち)に触れて皆宝(みなたから)なり」 『性霊集』 

これは、真言宗の開祖 弘法大師空海の性霊集の中の一節です。心が暗く迷っている時は、あらゆる出来事のすべてが悪いものや災いに感じられ、心の眼が清らかで明るくあれば、見るもの聞くものすべてが自分を豊かにしてくれる宝となる」という意味ではないかと思います。
背暗向明(はいあんこうみょう)暗いものに背を向けて、光となる明るい方向を向く。お大師さまがお教え下さってます。

人生には日々色んな出来事がありますが、良い事も悪い事も留まること無く巡っていて、まさに諸行無常です。
自らを信じて希望を持ち、視点を変え、心の持ち方次第では、運命も開けてくるのではないでしょうか。
皆さまの心が平安であり、素晴らしい日々になります事をご祈念申し上げます。
合掌
船橋市 真言宗 石動山 明王院

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