終戦記念日に想う

今日は戦後75回目の終戦記念日です。市の放送が入りましたので、立ち止まり1分間の黙祷を捧げました。また御堂内でもお盆の読経をして廻向致しました。

私は戦争を経験していませんので、実際に戦地に行った方からのお話を聞いたり、映像を観たりして、想像する事しか出来ません。本当に悲惨で大変な時代であったと思います。

今日の日本があるのは、必死で戦い、盾と成り戦地で散っていった英霊のお陰であります。その礎のもと平和な現代を生かされている者として只々尊崇の念と感謝の気持ちしかありません。本当に二度とあのような悲惨な戦争がないように平和を願い続けなければ、犠牲となられた方々に申し訳が立ちません。

死にたくない、まだ生きたいと どれだけ多くの人々がそのように思われたでしょうか。戦争が無ければ、それぞれの違った人生を歩むことが出来たはずです。時代の宿命ということだけでは片付けられないですし、本当に無念だったと思います。

戦争体験者の方々は年々少なくなっていますが、戦争によって翻弄され犠牲になられた方々とその悲しみを決して忘却の彼方には渡さないように平和への祈りと供養の気持ちを持ち続けていきたいと思いました。


合掌

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仏師 彫刻家 加藤巍山師

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